刻みへのこだわり

こだわり大工職人の匠の技を少しでも永く次世代に継承していきたい・・・

司建築工房作業場ではなぜこのようなプレカット工法が普及してきたのでしょうか? それには理由があります。

昭和の後期、地価高騰景気の上昇に伴い住宅が大量生産されました。木造住宅が多くを占める日本の家作りでは、大工職人は引っ張りだこです。

しかし、手刻みよる加工は労力も時間も掛かります。

コストダウン、工期短縮を図るハウスメーカー、木材業者は、コンピューター任せの加工、プレカットに着目しました。

大工職人が加工するのに比べて、費用的には半分以下、時間的には50分の1ぐらいの時間で加工ができます。

また、大工職人の腕の良し悪しに左右される事なく、均一な品質保つ事ができる。 爆発的に増えていったのは、言うまでもありません。

しかし、問題も多々発生したのです。

まだ集成材が多く流通していない時代、無垢材の反りや伸縮、木目の裏表を考えずに加工されたりして、
工事中の苦情も多くあったと聞きます。

コストパフォーマンスが優れるこの工法は現在でも、多くの業者さんが採用しています。

現在、大工職人の多くは、「刻む事」をせず、仕上げ工事のみを請け負う方も多く存在します。
この、刻みという技術を持つ大工職人が年々減ってきているのが実情です。

しかし、私たち司建築工房は、この刻むという技術を大切にし、
こだわり大工職人の匠の技を少しでも永く次世代に継承していきたい・・・
そんな想いから「刻み(きざみ)」を採用しています。

手刻みで作られた木の接合部分『割り継』