木にこだわった家づくり『匠の家』とは

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無垢材で建てる家、集成材で建てる家、その違いは?

TOP手作りで建てる家、匠の家とっても大事な木の話>どちらがいいの?無垢材、集成材




無垢材を使う訳、集成材を使う訳、、






無垢材は、そのものの値段、集成材では原材料の樹種の値段がいろいろで比較しにくいでしょうが、
市場での需要によって、価格は常に変動します。一般的な桧の無垢柱と、ホワイトウッド系の集成材では
大きな価格の差はありません。では、国産の無垢材を使うほうがいいのに、、、

なぜ、集成材を使うメーカーさんが多いのでしょうか?





強度で比較してみる、、

いろいろな建材メーカー、ハウスメーカー、工務店などが無垢材と集成材の強度比較のテストをしているホームページを目にします。
そのほとんどが、試験結果ではは集成材のほうが強いとしてあります。
しかし、その両者を同じ土俵で試験する事はほとんどないように思います。

実際に集成材と含水率の多いグリーン材(一般的に無垢材の乾燥材と呼ばれるのは含水率18%以下のものを言う)
を比べればもちろん集成材のほうが強くなります。
いろいろなメーカーさんや研究機関が出している資料によると無垢材の1.5倍から2倍近く集成材が強い。というデータが多いですね。

しかし、無垢材の樹齢や、含水率を、強度が一番出る状態での試験では、(無垢材は乾燥材を使用した場合)
集成材と無垢材ではその強度に違いはないというデータもあるのです。

実際に、集成材も機械を通して接着されるものなので、すべての集成材が同じコンディションとは限りません。
平成17年には接着が剥がれて強度の出ていない集成材が、中国より大量に輸入されて問題にもなりました。
もちろん、無垢材も同じコンディションのものはありません。すべて含水率が18%以下、樹齢60年以上のもにすれば間違いなく強いですが。
肝心なのは、その材料を選ぶ工務店や、メーカーの材料に対する監理体制だと思います。

司建築工房では、今のところも、これからも集成材は使いませんが、無垢材をきちんと見極める事のできる監理体制を怠らず行っております。

無垢材 桧の八寸角の化粧柱 リビングに使われた欅の八寸化粧柱

加工方法について比較してみる、、

無垢材と集成材を使い分ける事で一番重要なのは、この加工方法かもしれません。
何度も述べるように昔は無垢材だけで家作りが行われました。
これも何度も述べるように、無垢材は自然に呼吸しています(水分のやり取り)ので、そりやねじれが出る事があります。
一昔前は、その『木』のそりやねじれをコントロールできる棟梁、家を建てる前にその材料になる『木』の良し悪しを
見極めることのできる大工さんがたくさん存在しました。
しかし、昭和の中期から後期、景気の上昇によって住宅の大量生産が行われた頃、住宅の質より
量や価格が重要視された時期があったのです。
大量生産で生み出されたものは、質の低下による住宅品質のばらつきでした。

ハウスメーカーなどが無垢材を使って家作りをするためには、それだけ多くの腕の良い大工さんが必要になります。
しかし、腕に自身のある良い大工さんほど、大量生産を嫌います。
大工が集まらないメーカーなどは、見極める事のできる大工さんを機械で代用するようになります。
そこで生まれたのが『プレカット』と呼ばれる工作機械による木材の加工です。
あらかじめプログラムされた機械が木材を加工してしまいます。
もちろんの事ですが、機械には一定の作業しかできません。前述したように木のそりやねじれ、良し悪しを考えて加工する事は
できないのです。
これにより、実際に加工が終わって、建てられた後に、木の伸縮が発生し、極端に言うと家自身が傾くという事が現実に
起こってしまったのです。

では、どうしたらよいのか、、、

そりやねじれが生じにくい、集成材の価値が高まるのは言うまでもありません。
プレカットと集成材は切っても切れない関係なのです。
つまり、大量生産するためには、無垢材は不可。集成材によるプレカット加工での家造りが適しているという事になります。
反対に無垢材を使う場合、大量生産せずひとつひとつの材料をじっくり見極め、手造りすることが重要となるのです。

私たちは、集成材やプレカットが『悪』だといっているわけではありません。
本物の『木』を使った住まい。化学製品を使わない自然素材で家を建てたい場合はやはり手作業で、材料を見極めながら
じっくりと創り上げることがもっとも重要な事なんです。
棟梁による手作業での加工風景

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